2018/02/28

Nike x Virgil Abloh Air Jordan 1 White


Virgil AblohとNikeのコラボレーションAir Jordan 1 Whiteは当初予想では2月27日発売だったが、ヨーロッパでは3月3日発売が確実となった。北米市場発売は未発表で、Air Max Day(3月26日)にずれ込む可能性もある。
1月に公表されているサンプルはテキスタイルにシンセティックレザーのレイヤリングアッパーで、カラーはパウダーブルー、クリーム、ホワイトのグラデーションに仕上げられている。シグナチャー兼用のインダストリアルスタンプは左右内側のサイドウォールに、"Air"ロゴはミッドソールのアウトサイドに刻印されている。
Virgil AblohとNikeのコラボレーションは2017年9月に発売され、FNのShoe of the Yearを受賞するなど高い評価を受けた。コラボレーションはAblohの運営するイタリアンスタイルのメンズアパレルレーベル "Off White" とNikeのコラボレーションという形式で発表され、シューレースにレッドのインシュロックをタグとして装着し、左右シューズの内側にインダストリアルスタンプを刻印するなどディテールにも気の利いたアイディアを施して注目された。ブロガーや小売ストアからも2017年に発売されたコラボレーションで最も高い評価を受けている。
いまさらAir Jordanでもないだろうと思う人もいるかもしれないが、今回はなかなか見過ごせそうにない。MSRPも$190USDで妥当だ。このAir Jordanならもう一足持っていても邪魔にはならない。 "The Ten Collection" の追加カラーモデルはAir VaporMax もまもなく発売される。Air Jordanと2足まとめて買うという選択もある。

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2018/02/27

Vans Old Skool Woodland Camofurage

 VansはOld Skool Woodland Camofurageを2月24日発売した。Old SkoolアッパーにWoodland Camofurageのプリントキャンバスを搭載し、ホワイトバルカナイズドミッドソールとワッフルソールのコンストラクションである。トレドマークのホワイトレザーJazz stripeとレッドの Off the Wallライセンスプレートも装着している。
カラーオプションはWoodland Camofurageのみで、モデルのアイレットなどはレギュラー仕様で、特殊なメタルなどは使用していない。価格(MSRP)は$60USDに設定されている。
Woodland Camofurageは1981年から2006年まで米国3軍と海兵隊で制式使用されていたカモパターンで、ブラウン、グリーン、ブラックの4色カラーコントラストになっていて、現在でも特珠部隊のジャングル戦用ユニフォームに使用されている。
カモフラージュパターンモデルは2013-15年に大量に市場投入しされてブーム状態になって、どのブランドメーカも年間数回はコンスタントに発売していたt。しかし最近はソフィスティケイトしたニットアッパー、トリプルホワイトやブラックモデルなどのカラーオプションが増加して、カモパターンは鳴りを潜めてきた。しかしVansは現在でも年間数回はアイコンモデルで Woodland Camofurageモデルを発表している。

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2018/02/22

Nike re-released Air Span II


NikeはAir Span IIを2月2日発売した。アッパーはテキスタイルとシンセティックレザーの複合パネルで、Max Air Cushoning搭載フォームミッドソール、ラバーアウトソールのコンストラクションである。カラーオプションはGrey/White/Blckが 2style、Yellow/WhiteとBlue/Whiteが1 styleずつの合計4 styleが発売された。4 styleいずれもSwooshとOutosoleにはアクセントカラーを配している。以上の他に2月 8日にはWhiteアッパーも追加投入した。
Air Spanのオリジナルモデルは1988年にリリースされた。80年代末はNikeがReebokを逆転し、190年にはadidasを抜いて世界No1のアスレチックフットウエアブランドに躍進した時期だった。Nikeは1987年にAir Max1、Air Odyssey、Air Safari、Air Stabを矢継ぎ早に発売し、続いて90年に入ってからはAir Max系列モデルを次々に市場投入し、競合ブランドを寄せつかないランニングトレイナー帝国を築いたのである
しかしAir SpanはAir Max成功の陰に隠れて、大きな成功を収めることができなかった。1990、1991年にはAir Span IIがリリースされたが、その後長い間メイクオーバーは発売されなかった。Air Max 1やAir Safariは頻繁にメイクオーバーされたが、Air StabとAir Spanはあまりメイクオーバー対象にはならなかったのでる。
今回の復刻は北米市場の業績低迷を好転させるため、80年代末のレトロトレイナーをメイクオーバーして市場投入する作戦で、Air Stabは2015年に復刻を市場投入しているが、Air Spanにもようやくお呼びがかかったのである。
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2018/02/21

Nike Epic React Flyknit


NikeはEpic React Flyknitを2月22日 発売する。Flyknitアッパーと新開発のReact foamミッドソールのコンストラクションで、トウとヒールには耐久性向上のためラバーアウトソール、また走行姿勢安定用のヒールケイジも搭載している。カラーオプションは当初Navy/Blue/Pink、White/Blue/Pinkの2 styleが発表されていたが、発売直前にBlack/Whiteも追加発表した。価格(MSRP)は$145USDに設定されている。
Nikeは2017年に新ソールAir VaporMaxを搭載したモデルを市場投入したが、adidasのBoost搭載モデルのNMDやUltra Boostに対抗できなかった。Epic React FlyknitはNMD、UltrabBoost、さらにFutsurecraft 3Dに対抗して、トレイナー市場で劣勢を一気に覆す ¢ためにナイキが久方ぶりに市場投入した正統派パフォーマンスランナーで、2018年期待のモデルである。

スタンダードのランニングトレイナーはもともとNikeの得意分野で、Waffle Trainer、Cortez、Air Pegasus、Air Max、Free、Rosheなどの名品を生み出してきた。しかしRosheを市場投入した2012年以降、Nikeはランニングトレイナー市場で大きな成功を収めていない。しかも残念なことに、Epic React Flyknitはどう見てもFlyknit Racerの廉価版で、ランニングトレイナーのメインストリームになりそうにない。このジレンマが現状のNike低迷のアキレス腱になっているのである

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2018/02/19

Nike Cortez Kenny II


NikeはCortez Kenny IIを2月17日発売した。コンストラクションはレトロCortezを踏襲しているが、アッパーはメッシュにレザーのレイヤーで、Swooshはホワイトレザー、サイドウォールに中国ロゴ「死的」、アイステムにはDon't Tripのロゴが入っている。カラーオプションはRed/Whiteの1 styeのみで、価格(MSRP)は100ドル。販売はSNKRS Passを通じてオンラインで予約を受け付け、ロサンゼルスのNike Makers HQで発売するァLA限定販売である。
Cortez Kenny IIはKendrick LamarとNikeの今年第2回目のコラボレーションモデルで、第1回目のコラボレーション "Cortez Kenny I" は1月26日に発売されている。1回目のモデルはホワイトアッパーにDAMNのビッグロゴが入っており、今回Cortez Kenny IIに中国ロゴ「死的」が入っているのは1回目と連携させているからである。第1回目はLamarが1月8日のCollege Football Playoff National Championship(Atlanta, GA)のハーフタイムショーで着用してデビューさせ、この時も発売はSNKRSを通じてオンライン販売されてた。
NikeはCortezのメイクオーバーで2017年6月のCortez Nylon Long Beach 、8月のCortez Kenny Moore Collectionなど、ご当地モデルやアーチストモデルを積極的にプロモーションし、アスリートやラッパーモデルは敬遠してきた。Kendrick Lamarはラッパーであるがポリティカルなスタイルをアピールしていて、アクチビストとしても積極的に活動し、通常のラッパーとは距離を置いているからコラボレーターに採用したものと思われる。Cortezのメイクオーバースタイルは現在のアフリカンアメリカンの社会的存在に配慮したスタイルで、Nikeのマーケティングは正しいと思う。

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Nike x Virgil Abloh Air VaporMax New Color



Virgil AblohとNikeのコラボレーション "The Ten Collection" の追加カラーモデルがまもなく発売される。今回の発売モデルはAir VaporMaxで、カラーオプションはTriple WhiteとBlackの2 styleである。発売日は未発表だが、2月中にリリースされると見られている。シルエットやディテールの変更はない。

Virgil AblohとNikeのコラボレーションは2017年9月に発売され高い評価を受けた。コラボレーションはAblohの運営するイタリアンスタイルのメンズアパレルレーベル "Off White" とNikeのコラボレーションという形式で、シューレースにレッドのインシュロックをアイキャッチで装着するなどアイディアも洗練されていた。ブロガーや小売ストアのあいだでは、2017年に発売されたコラボレーションで最も高評価で、Virgil Ablohはスニーカー業界で一挙に地名度があがった。今回の追加モデルも人気を集めるのは確実である。

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2018/02/18

Vans Chima Pro 2 Pro


Vansは Chima Fergusonのシグナチャーモデルを5年ぶりに一新したChima  Pro 2を発売した。Chima  Pro 2はアッパーがキャンバスとスエードの複合パネルで、クッショニング強化のためのUltraCush Lite 3Dフットベッドを搭載している。カラーオプションはNavy/White、White、Navy-Gumの3 styleで、販売価格(MSRP)は$75USDである。発売は2月10日で、今回はアパレルラインも同時発売される。
Chima FergusonはSydney出身のスケーターでVans以外にVolcom、Spitfireなどとスポンサー契約している。Vansとのシグナチャー契約で2013年11月に初コレクションChima Proを発売した。前回はアッパーにレイヤーが付加されてシンプルさに欠けたが、今回は見違えるほどミニマリックにリファインされたアッパーでイメージを一新している。全体のシルエットはUltraRange Proに似ているが、ソールはトラディショナルスタイルで、クラシックイメージが残っている。

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2018/02/16

Vans Annual Custom Culture Competition

Custom Culture が今年もスタートした。2010年にスタートしたイベントで、今年は9回目である。

すでにレジストレーションは1月31日に終了し、2月1~18日に審査のうえ参加500校が確定する。Vansは500校にシューズ2足を送り、参加校は2テーマのアートワークを制作する。作品の提出期限は3月末で、5月初頭にTop5が発表され 、グランプリは5月18日に発表される。
Vansはイベントのサポート役にアーチスト、デザイナーで構成されたCustom Culture Ambassadorを設定していて、Ambassador達のアートワークも2月1日に発表された。これがまたなかなかの力作ぞろいで、販売すれば絶対ホットアイテム間違いなしという作品ばかりである。
Vans Slip-on, design by Kindah Khalidy
Ambassadorに選出されているのはRebecca Minkoff(Designer)、Cynthia Rowley(Designer)、Amirah Kassem(Baker)、Amy Hood(Microsoft)、Kindah Khalidy(Painter)、Jen Mussari(Graphic)、Carol Lim and Humberto Leon(Opening Ceremony)達で、いずれ劣らぬ錚々たるメンバーである。

デザイナーは日本でも紹介されているからご存知の人も多いだろうが、Amirah KassemやKindah Khalidy、それにAmy Hood、Jen Mussariなどは一般の人には馴染みの少ない名前と思うが、興味のある方はオンラインで検索して下さい。Kassemや Khalidyは作品も楽しいが、キャラクターも本当にユニークな人たちです。
Vans Authentic, design by Carol Lim and Humberto Leon

Vansのシューズアートワークはつい最近、Native American ArtistのHoly Bearが製作したVans Slip-onのハンドメードビーズワークが注目を集めた。Bearの制作動機だって、息子の靴をデコレーションしたのが制作動機だった。Nikeやadidasのコラボレーションは売れるかどうかばかりが先立つビジネスライクな動機だが、Vansのアートワークはアーチストのキャラクターや遊びが豊かに漂っていて本当に楽しめるプロダクトである

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Hand-Beaded Vans Slip-on


ラコスタスー族(Lakota Sioux Tribe)の女性アーチスト、Holy Bearが製作したVans Slip-onのハンドメードビーズワークが注目を集めている。アッパーのチェッカーフラッグをビーズワークでデコレーションしたモデルで、ビーズワークはラコスタスー族の伝統柄になっている。
Holy Bearはラコスタスー族の生まれで、こどもの時から伝統スタイルのPlain Doll製作に親しんできた。University of New Mexicoで現代美術を専攻し、卒業後は伝統人形Plain Doll制作活動を続けてきた。
ビーズワークシューズは、4歳の息子が履いていたVansスリッポンを見て思いついたらしい。彼女はVansのチェッカーボードアッパーをラコスタスー族伝統のビーズワーク図柄でデコレーションしたら子供が履くのに可愛いだろうと思って製作したと言っている。これが口コミで人気を集め、2月のTeen Vogueに取り上げられて一気に全米規模の注目を集めることになった。オリジナルの手作り感が人気を呼んで、現在はオーダーが殺到していて、Holy Bearは本業のPlain Dpll製作よりビーズワークシューズ製作に忙殺されている。
Holy Bear and her Plain Doll
もともとNative Americanのモカシンは、ビーズワークを施すのが伝統になってきた。Holy Bearもトラディショナルなモカシンを連想しながら息子のVansをデコレーションししていたと言っている。確かにビーズワークのVansは購買欲をそそるが、こんな単純なアイディアにどうして誰も気付かなかったんだろう。VansはHoly Bearと契約して、ビーズワーク部門を新設すべきである。

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2018/02/15

Nike Air VaporMax Plus Triple White


NikeはAir VaporMax Plusを2月9日に発売した。Air Max PlusアッパーとAir VaporMaxソールユニットをクロスオーバーしたHybridモデルで、カラーオプションはtriple whiteの1 styleである。すでに1月25日にはtriple blackも発売されている。
アッパーに使用されたAir Max Plusは1998年にリリースされたモデルで、ネオプレーンにTPUのオーバーレイを施したパネルである。一方Air VaporMaxはNikeが次世代Air unitとして開発した新ソールユニットで、2017年のAir Max Dayにリリースされた。両者を統合したAir VaporMax Plusは典型的なHybridモデルである。

Air VaporMaxは発売当初は一部ではギミックと思われていたが、徐々にHybridモデルとして市民権を獲得し、2017年で最も評価の高いNikeニューモデルに成長した。これまでは新Air UnitとFlyknitのコンストラクションでニューカラーオプション中心の投入だったが、2017年末から一転してアッパーを既存モデルとクロスオーバーさせたHybridスタイルのメイクオーバーに切り替えられた。
今後は大量のHybrid Air VaporMaxが登場するはずで、ニューカテゴリーとして今後数年にわたってAir Maxに匹敵するスタイルドメインを確立するだろう。

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2018/02/13

Air Jordan 3 JTH release during Super Bowl LII

 NikeはAir Jordan 3 JTHをSuper Bowl LIIに合わせて開催日の2月4日にSNKRS+で先行発売した。同モデルはJustin Timberlakeのニューアルバム "Man of the Woods" のリリースに合わせて企画されたモデルで、JTHはTimberlakeとHatfieldのイニシャルである。Timberlakeはhalftime showのパフォーマンスで同モデルを着用し、ショウタイムに合わせてSNKRS+で先行発売した。

スタイルとディテールはAir Jordan 3をほぼ継承しているが、カラーオプションはWhite/Cementの1 styleのみで、アッパーにはホワイトSwooshとNikeレターロゴが入っている。トングーにはレッドのジャンプマンロゴ、トングーのインサイドにはJTとHatfieldのサインが入っている。SNKRS+の発売は短時間でソールドアウトし、ついで週末に発売されたMan of the Woods ポップアップストア(SoHo NewoYork)でも限定数量のため短時間でソールドアウトして販売を打ち切っている。現在はJTウエッブストアなどで予約受付をしている状況である。今後はJTの北米ツアーに合わせて開催地でも発売すると発表されているが、Nikeが大量供給する意思がないようなので、購入は難しいとみられている。
多くの北米のスニーカーブロガーは2月で最も注目された発売で、今年最大の販売イベントになると評価している。北米のAir Jordan販売は2017年に不振にあえいできた。Nikeは物惜しみせず、大量供給した方が良いと思うが、今の所その考えはないようだ。

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Nike Tanjun : 2017 best-selling shoes

2017年に北米市場で最も売れたスニーカーはNike  Tanjunだった。TanjunはNPD Group(Port Washington, New York)が2月11日に発表した 「2017 Best-seling shoes」で最も売れたシューズにランキングされた。NPD Groupはニューヨーク本拠のマーケティング企業で、調査はバイヤーの申告を集計して毎年発表されている。2016年のベストセラーはadidas Superstarで、Tanjunは今年トップに躍進した。


Tanjunは2015年12月に発売されたランニングトレイナーで、ブリーザブルメッシュアッパーにフォームミッドソールのコンストラクションで、価格は65ドルで販売された。発売時のカラーオプションはWolf Grey/White、Navy/Roylの2 styleだった。Tanjunは2012年に発売されたRosheが好評だったために、Roshe(定価70ドル)より低価格のスピンオフモデルとして発売された。このためアッパーのメッシュはダイヤモンドグリッド、ミッドソールはミッドセクションにウエーブ状のアクセントをつけているが、製造コストを抑えるために素材と製造工程はローコストで簡略化されたモデルに仕上げられている。
Rosheは発売と同時にスタイル、ターゲット共に高い評価を受けたが、Tanjunは当初Rosheほどの評価を得ることがなかった。評価が定着したのは2017年に入ってからである。

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2018/02/12

adidas x Invincible Futurecraft 4D is on way

Invincible Taipei store
adidasはFuturecraft 4Dのコラボレーションモデルを台湾のコンテンポラリーブティックInvincibleに供給する。発売は3月で、価格は$400USDと発表されている。
Futurecraft 4Dは2018年のadidas戦略モデルで、アッパーにPrimeknit、ミッドソールにDigital Light Synthesis素材の3Dプリンティングモールドソールを搭載している。コラボレーションモデルのスタイルとコンストラクションはレギュラーモデルに近いが、アッパーのカラーオプションはレインボウグラディエーションになっていて、サイドウォールのスリーストライプデザインもレギュラーモデルとは変えている。
adidas Futurecraft 4D x Invincible Collaboration model
adidasは2017年4月にFuturecraft 4Dの概要を発表しているが、販売はようやく2月10日にニューヨークフラッグシップストア(5番街46丁目)で先行発売にこぎつけたところである。同モデルはすでにY-3からも発表されていて、2018 Paris Fashion Week Men'sでランウエイデビューも果たしている。Invincibleの発売は3月で、先行発売とはほぼ1ヶ月後のタイムラグがあるが、Futurecraft 4Dのコラボレーション供給が発表されたのはInvincibleが最初で、明らかに最優先供給である。
adidas Futurecraft regular model
先行発売をニューヨークフラッグシップストアで行ったことからもわかるように、adidasがFuturecraft 4Dの市場投入で北米市場にトッププライオリティを置いているのは明らかで、それにパリコレデビューでEU市場にも対応し、さらに今回のInvincibleでアジア、中華圏にも配慮した販売政策を打ち出したのである。今後はさらにグローバル都市でのコラ後レーション企画を打ち出すはずで、本格的なグローバル販売戦略が推進されることになる。

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2018/02/09

adidas EQT Support 93/17 GTX Triple White


adidasはEQT Support 93/17 GTX Triple Whiteを2017年12月に発売した。アッパーはホワイトのGore-Texで、ミッドソールにはBoostを搭載している。レースとヒールタブは3Mリフレクティブ処理されていて、サイドウォールのクォーター部分にはadjidasTERREXのプリントロゴが入っている。
TERREXはadidasのアウトドアカテゴリーに使用されているサブブランドで、つまりEQT Support 93/17 GTXはれっきとしたアウトドアモデルとしてリリースされたのである。カラーオプションはTriple Wthiteで、どう見てもSpringモデルである。何もウインター真っ最中の12月に売り出さなくてもと思ったんだが、これが意外に注目を集めた。
EQT は1991年に登場したEquipment Seriesのメイクオーバーで、オリジナルはadidasハイテク技術を結集して立ち上げた最後の正統派ランニングトレイナーだった。発売4年後にNike Air Max 95が登場したため、短期間でトップポジションから退場したが、古き良き時代のadidas Trainerのアイコンモデルとして現在でもadidasファンの人気を集めている。
EQT 93/17は1993年にデビューしたEquipment Runnerのメイクオーバーで、EquipmentのシルエットをPrimeknitアッパーとBoostミッドソールでモダナイズしたHybrid Trainerである。EQTシリーズは2017 Spring/Summer Collectionで5つのスピンオフシリーズを投入するという本格的強化路線が打ち出された。2018年は拡大強化2年目で、EQT Support 93/17 GTXはその先発モデルの一つである。2月にはバスケットスタイルのEQT BASK ADVも発売された。EQTは今後Nike DunkやAir Maxに対抗するカテゴリーを創造することになるのはほぼ確実である。

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