2015/12/24

Nike, Inc. reports Fiscal 2016 2nd quarter results

Nike(HQ:Beaverton, OR, Mark Parker CEO)は2016年5月期上半期業績を12月22日発表した。売上高は161億ドル(前期比5%増*)、純利益19億6,400万ドル(同21%増*)となった。為替調整後の伸び率は13%(前期16%増)でスローダウンしたが、収益力(前期23%増)はほぼ横ばいだった。
Nikeブランドフットウエアは97億1,500万ドル(17%増)、同アパレル47億300万ドル(11%増)でいずれも好調だった。Converseは1億900万ドル(1%減)で、前期(19%増)から大きく後退してゼロ成長となった。Converseは米国内は好調だがEU市場では低迷している
Mark Parker, President and CEO, Nike, Inc.
地域別売上は米国内(9%増)、西ヨーロッパ(13%増)、中華圏(29%増)、中東・東欧(21%増)、日本(25%増)などいずれも好調だった。米国内、西ヨーロッパは成長スローダウンに見舞われたが、中華圏、中東・東欧、日本、新規開拓市場はいずれも成長が加速している。上半期売上は予想を若干下回ったが、平均価格上昇と為替差益で粗利益率が向上し収益性は強化された。12月から2016年4月までのFuture Orderは20%を超えているから、下半期売上も2桁増が確実で売上、利益とも不安材料は無い。

*実績値。それ以外は為替調整済み数値。

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