2014/03/14

Puma SE 2013 Annual Result

Puma’s full year sales declined 8.6%
Puma SE Headquarter,  Herzogenaurach, Germany.
プーマ(本社:German/Herzogenaurach)の2013年12月期連結業績は売上高29億8,530万ユーロ(前期比8.7%減)、純利益530万ユーロ(92.4%減)となった。2010年12月期に回復した業績は再び低迷に陥った。プーマは去年も2桁減益だったが、今期はさらに経営再建のための合理化投資も行ったため、去年に続いて大幅減益になった。2011年には50%近くまであったグロスマージンは46.5%(前期48.3%)にまで低下した。商品力の低下が急速に進行していることを示している。
Bjorn Gulden, CEO of Puma
経営陣は「経営再建のため前向きの投資も行った。マネジメントチームも刷新し、海外に分散していた企画・開発システムも集約した。2014年は再スタートのステップを踏み出す」と表明している。
Puma store Munich.
しかしプーマの成長復帰は容易ではない。数年前から成長スローダウンが顕著になっていたフットウエア売上高が13億7,2150万ユーロで、前期比7%減(為替調整後)になっているからである。プーマは北米市場に強かったのだが、ナイキのR&Dを考慮すると、今後プーマが北米市場で成長する可能性はほぼ断たれたとみて間違いない。プーマは前途は多難である。

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