2014/03/07

adidas Group, FY 2013 Result


adidas Group 2013FY revenues decreased 3%

2013年12月期減収増益
adidas executives, L-R, Robin J.Stalker, Glenn Bennett, Eric Staminger, Herbert Hainer.
アディダスA.G.(本社:ドイツ / ヘルツォーゲンアウラッハ)が発表した2013年12月期連結売上高は144億9,200万ユーロ(前期比2.6%減)、純利益7億9,000万ユーロ(同50.7%増)となった。粗利益率は49.3%(前期47.7%)だった。
地域別売上はWE(西ヨーロッパ)38億ユーロ(前期比7%減)、EEM(­­­東欧その他)18億9,400万ユーロ(同3%減)、北米33億6,200万ユーロ(同1%減)、中華圏16億5,500万ユーロ(同6%増)、アジア・パシフィック22億600万ユーロ(同8%減)、ラテンアメリカ15億7,500万ユーロ(同6%増)となった。
adidas Group Headquarter, Herzogenaurach, Germany.
本拠の西ヨーロッパ売上構成比は26%にまで低下した。ナイキの米国内売上(42%)と比較すれば、アディダスははるかにグローバル化しているわけだが、本拠地で強くないというのは問題である。スランプに陥っていた中華圏は持ち直した。サッカーの強いラテンアメリカは好調だった。為替補正前の増収は中華圏とラテンアメリカの2地域だけだが、為替補正後は西欧を除いて増収になった。

アディダスがサッカー中心、発展途上地域に成長を依存する傾向は一段と進行している。ナイキは新しいスポーツブランドメーカーとして先進工業地域で成長を持続しているが、アディダスはサッカーのスペシャリティ・ブランドメーカーに変身しつつある。

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