2011/09/24

The Nike Empire " The Chosen"-2


Nike Action Sports History 
The Chosen Campaign Poster.
 ナイキは過去2回、メガキャンペーンを敢行していずれも成功した。最初は1989年にワイデンケネディと組んだ「Just Do It」で、第2回目は1993年にCAAと組んで展開した「Emotional Nike」キャンペーンである。
The Chosen」はナイキ史上3回目のメガキャンペーンだが、前2回に比較して最もアグレッシブで、空前の規模のメガキャンペーンである。資金、内容、手法のいずれをとっても、米国ブランドキャンペーン史上有数のメガキャンペーンだったことが明らかになった。これで成功しなかったら、ナイキのスケーボーボードシューズを買わなかった子供達がおかしいといわれかねないほどの本格キャンペーンだった。
ナイキ新戦略の波及で、日本のアクションスポーツ業界とビジネスマップは完璧に塗り替えられることになる。日本は「The Chosen」キャンペーン対象地域から除外されているからメディアも小売りチェーンも、さらにはナイキジャパンでさえも「The Chosen」の真の意図は理解されないまま進んでいる。日本の皆さんはナイキグローバルキャンペーンの持つ重要性と強烈な市場インパクトにもっと関心を払うべきである。

Latest Challenge for Action Sports
US Open 2011, Huntington Beach, California. 
 ナイキは今から15年前、1996年春のASRショーに初めてスケートボードシューズ3モデルを出展した。翌97年にはスノーボードも発表した。それから15年間、様々なトライアルを繰り返してきたが、アクションスポーツ市場で満足すべき結果を納めたことは一度も無い。2002年にハーリーを買収したが、ハーリーの業績は低迷続きで、ようやく最近になってリストラが終わったところである。コンバースも2003年に買収したが、いったいコンバースをどう育成するのかがクリアになったのは2009年になってからだった。
しかしナイキブランドはスケートボードストアの壁面を確実に占拠し始めた。まったく長い道のりだったが、新しい帝国建設がスタートした。マーク・パーカー(CEO)がアクティブスポーツスタイルに代わるオルタナティブスタイル開発に決断を下したのは間違いない。ターゲットはトゥィーンズである。ナイキの決断は正しい。今後10年間、ナイキはグローバル市場で再び安定成長軌道に乗り、新帝国版図を構築することになるだろう。

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